菱屋は、初代社長である廣田一栄が丁稚で奉公していた船場にあった呉服店、菱屋商店が元になります。その菱屋呉服店が和装小物の部門を創設することになり、暖簾分けして独立したのが今の菱屋の成り立ちです。
大正15年2月17日に大阪市中央区谷町に会社を構えました。
創業当初は、鼻緒だけを扱うまさしく鼻緒屋でした。現在でも数年に一度の割合で創業当時の草履が修理で戻ってきますが、その色合わせや粋さは現代でも十二分に通用するもので、お客様にも親子代々お使い頂いております。創業者廣田一栄はそれまでの功績を認められ、昭和47年に勲六等瑞宝章を受章しました。
二代目がその後を引き継ぎ、鼻緒だけでなく草履・和装バッグと業務を拡大しました。現在では高級和装品メーカーとして、品質及び製造では日本一と自負するまでになりました。初代、二代目が培ってきたモノづくりへの情熱は、脈々と引き継がれております。
1997年、現在の三代目が新たなブランドとして『菱屋カレンブロッソ』を発表。ブランド発表後は直営店(現在はオンラインショップを含め全国に4店舗)での展開をしています。
主な商品は、『バッグ』『小物』『カフェぞうり』『カフェぞうり花緒サンダル』『カフェぞうりZETTA』『カフェぞうりサマー』となり、多くのお客様より高い評価を頂いております。
株式会社菱屋
代表取締役 廣田 裕宣(平成3年卒)